病棟紹介

たった5分で分かる!面接でも使えるHCU(高度治療室)で働く看護師のやりがいについて!

みなさんこんにちは♪

旅する看護師です!

今回はHCU(高度治療室)についてです。

ICU(集中治療室)とよく比較されていることが多いですね。

確かに、高度治療と集中治療の違いは難しいです、、、。

病院によっても明確な区別がついていないこともあります

そんなHCUについて、ICUとの違いも比較しながら説明していきます!

きっとこの記事を読めば、興味が出ると思います。ぜひ最後までご愛読ください♪

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HCUとはどんなところ?

一言で言えば、ICUほどではないが、一般病棟では急変のリスクが高すぎる患者が入室します!!

例えば、ICUは入室算定が14日までと決められています。そのため期日までに一般病棟に転出することを目指します。しかし、治療がま、安定していない場合は、一般病棟では管理が困難です。こういった患者さんは一度HCUを挟み、安定するのを目指してその上で一般病棟退出を目指します。

 

  1. 高度なモニタリングと治療: HCUは、重症患者さんのモニタリングと治療に特化しており、重要な生命維持措置を提供します。これには、心拍数、血圧、酸素飽和度、呼吸レートなどのバイタルサインの継続的な監視が含まれます。
  2. 専門的な医療スタッフ: HCUは、高度な医療ケアが必要な患者さんのために訓練された医師、看護師、呼吸療法士、薬剤師などの専門スタッフで構成されています。これらのスタッフは、高度な医療処置や複雑な治療プロトコルを実行する経験があります。
  3. 多様な重症疾患の治療: HCUでは、心臓病、呼吸器疾患、腎臓障害、感染症、中毒、外傷など、さまざまな重症疾患の治療が行われます。患者は通常、重要な臓器のサポートが必要な状態にあるため、高度な医療が提供されます。
  4. 機器と技術の高度な利用: HCUは、高度な医療機器や技術を使用して患者をサポートします。これには人工呼吸器、腎臓補助装置、心臓モニタリング装置、およびインフュージョンポンプなどが含まれます。
  5. 家族へのサポート: 患者さんの家族に対する情報提供とサポートが重要視されます。患者さんの状態に関する説明や、治療計画に参加する機会が提供されます。
  6. 入室期間の制限: 診療報酬の加算日数が21日までと決められています。これ以上入室していると、経営として損してしまします。また、患者4人に対して看護師1人の配置基準であることが挙げられます。ICUと比較すると、受け持ち人数が増えますが、その分状態も安定してきている患者が多いです。

 

HCUで主に扱う疾患についてはこちら↓↓↓

心臓疾患: 心筋梗塞、不整脈(特に高度の不整脈)、心不全、大動脈解離、心臓手術後の合併症など、心臓に関連した疾患や合併症が治療されます。

呼吸器疾患: 重度の肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、気管支喘息の急性増悪、肺塞栓症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性悪化など、呼吸器系の疾患が治療されます。

腎臓障害: 重度の急性腎不全、慢性腎疾患(CKD)の急性悪化、腎臓移植後の合併症など、腎臓に関連した疾患が治療されます。

中毒: 薬物中毒、アルコール中毒、重金属中毒、毒物摂取による合併症など、中毒に関連した疾患が治療されます。

感染症: 重症敗血症、敗血症性ショック、急性腎不全を伴う感染症、高度な呼吸器感染症(特に重症急性呼吸器症候群、COVID-19など)など、感染症に関連した合併症が治療されます。

外傷: 重度の外傷(多発骨折、内臓損傷、脳損傷など)、外傷性ショック、手術後の合併症など、外傷に関連した疾患が治療されます。

神経学的疾患: 重度の脳卒中、てんかんの重度の発作、神経筋疾患(重度のミオトニア、重症筋無力症など)、高度な意識障害などが治療されます。

その他: 重度の代謝性疾患、重症な免疫不全症候群、高度な低血糖、高度な高カリウム血症、重症な甲状腺障害など、さまざまな高度な疾患が治療されます。

※重症例はICU入室することが多いです。

 

 

 


HCUに勤める看護師の役割

  1. モニタリング: HCU看護師は、患者さんの状態を継続的にモニタリングします。これには、心拍数、血圧、呼吸レート、酸素飽和度などのバイタルサインの測定が含まれます。また、心電図モニター、呼吸器モニター、腎臓機能モニターなどの専門的なモニタリング装置の使用も行います。
  2. 治療の実施: HCU看護師は、医師の指示に基づいて治療を実施します。これには、薬物の投与、点滴の管理、人工呼吸器の操作、腎臓補助装置の管理、心臓モニタリングの管理などが含まれます。
  3. 患者と家族への情報提供: 看護師は患者さんとその家族に状況を説明し、治療計画や進行状況についての情報提供を行います。家族の心理的なサポートも提供します。ICUほどではないにしても、急変のリスクは十分にあり得ます。家族の理解度や、説明状況は常に観察していく必要があります。
  4. 緊急事態への対応: HCU看護師は、急性の緊急事態に迅速に対応するトレーニングを受けており、心停止、呼吸困難、低血圧などの緊急事態に対して即座に対処します。
  5. チーム協力: 看護師は、医師、呼吸療法士、薬剤師、栄養士、理学療法士などの医療専門家と連携し、患者のケアを提供します。チームで連携して最善の治療プランを策定します。
  6. 感染制御: HCU看護師は感染制御のプロトコルに従い、感染の予防と拡大を防ぎます。手洗いや感染対策の実施が重要です。ワンフロアで管理をしていることや、免疫力が低下している患者さんも多いため、徹底した感染予防策が必要です。
  7. 一般病棟との連携: HCU退室後は一般病棟に転棟します。そのため、申し送りや情報提供は欠かせない役割です。ICUを得て退室した場合は、経過が長く複雑なことが多いです。一般病棟でも管理ができるよう、経過や注意点、リスクを説明します。継続看護が途切れないよう注意が必要です。

HCUでの看護師のやりがい

  1. 命を支える役割: HCU看護師は、重症患者の生命維持に貢献します。患者さんの安全と回復に向けた努力が、非常に重要であり、患者の生命に直接影響を与えることから、この役割に誇りを持つことができます。
  2. 専門知識の活用: HCU看護師は高度な医療ケアを提供するために多くの専門知識とスキルを持っています。患者さんの治療や病状に関する専門知識を活用することで、回復に寄与します。
  3. チーム協力: HCUでは、医師、呼吸療法士、薬剤師、他の看護師などと連携し、患者のケアを提供します。チームで協力することで、複雑な症例に対処し、最善の治療を実現します。チームで管理し、病状が良くなっていく患者さんを見るのは大きなやりがいに繋がります。
  4. 患者と家族との関係: HCU看護師は、患者さんとその家族と密接に連絡を取り、情報提供と感情的なサポートを提供します。患者さんや家族の信頼を得ることが、やりがいを感じる要因となります。
  5. 緊急事態への対応: HCU看護師は緊急事態に迅速に対応する訓練を受けています。危機的な瞬間に冷静に行動し、患者さんの命を救うことができることは、非常に充実感をもたらします。
  6. 成長と学び: HCUでの仕事は常に学びの機会を提供します。新しい医療技術や治療法に常にアップデートされ、看護師は自己成長を遂げることができます。

ズバリ!!HCUに勤める看護師は・・・

ICUと一般病棟を繋ぐ、最後の重症管理を行う看護師です!!

ICUを得て、一般病棟へ転棟するもう一歩を手助けします。

超急性期事例は少ないかもしれませんが、急変のリスクは健在しています。

些細な変化も見落とさず急変を予防し、一般病棟へ向けたケアを行なっていきます。

ちなみに、、、HCUの看護師は一般病棟と比較すると、残業が少ないことも特徴です!!(もちろん急変時などは例外です)

残業が多いと言われる看護師にとって、これは大きなニーズだと思います!

実際に私が居た病院でも、HCUの残業は少なかったです。

一般病棟は残業が心配、超急性期は不安だ、という方には一番いい病棟だと思います!!

もっと急性期がしたい!最先端の治療が見たい!という方は、ICUについてのこちらの記事も見にきてください♪

 

以上HCU(高度治療室)についてです♪

いまいち違いが分からない。もっと詳しく聴きたい!という方は気軽にご連絡ください♪


この記事が何か一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです♪

今の病棟に不満を感じている時はぜひ他の記事を読んで参考にしてください!

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