みなさんこんにちは♪
旅する看護師です!
今回は院内の最終砦!!!急変時や重症疾患を扱うICU(小児集中治療室)についてです!
ICUはみなさん一度は憧れますよね。
急変時に颯爽と現れ、冷静に対応する姿はカッコ良すぎです・・・。
私もその憧れと経験を得たいために異動を希望したぐらいです!
実はICUといっても大きく分けると2種類あるのご存知でしょうか?
それは病棟ICUと救命ICUの2パターンです(病院によって呼び方が変わると思います)
今回は私の配属された、病棟ICUについて説明していきます!
「一度は行ってみたいけど怖い」「私にできるのかな」
不安を抱えている方も大丈夫です!
この記事を読めばICUで何をしたらいいのか、どんな疾患を扱うのかイメージすることができます!
最後にはやりがいについても記述してますので、ぜひ最後までご愛読ください♪
病棟ICUとはどんなところ?
- 高度なモニタリング: ICUは、患者さんのバイタルサインをリアルタイムで高度にモニタリングするための特別な装置を備えています。心電図、呼吸モニター、血圧モニター、酸素飽和度などが定期的にチェックされます。また、人工呼吸器やS-Gカテーテル(心臓機能を評価する機器)、ICPモニター(頭蓋内圧測定器)など各分野に応じたデバイス類がついてきます。
- 専門的な医療スタッフ: ICUには医師、看護師、呼吸療法士、薬剤師、臨床工学技士、栄養士、心理士など、専門的なスキルを持つ専門家が常駐しています。これらの専門家は高度なケアを提供します。多くのICUには専属医が在中しているため、迅速な対応が可能です。
- 24時間体制のケア: ICUは通常、24時間体制で患者さんのケアが提供されます。患者さんの状態は急変することがあるため、看護師や医師が常に患者の側にいます。ワンフロアで対応している病院が多く、目の前で患者さんを見ながら対応することができます。
- 緊急事態への対応: ICUのスタッフは緊急事態に迅速に対応できるように訓練されています。心肺蘇生法(CPR)などの高度な救命処置を実施することがあります。
- 専門的な治療: ICUは、心臓手術後、脳外科手術後、敗血症、呼吸不全、多臓器不全など、さまざまな疾患や病態に対する専門的な治療を提供します。
- 家族サポート: ICUでは患者の家族に対するサポートも提供されます。情報提供、心のケア、家族のニーズへの配慮が行われ、家族が患者のケアに参加できるようになります。
- 感染対策: ICUでは感染症リスクが高いため、感染対策が徹底されます。スタッフは感染制御のプロトコルに従い、患者と自身を保護します。
- 入室日数の制限:ICUでは診療報酬の加算日数は14日までと決められています。そのため、この期間中に状態を安定させないと、病院経営として悪化していまいます。また、患者2人に対して看護師1人の配置基準で手厚いケアが施されます。
主に病棟ICUでは、外科手術に入室する患者さんが多いです。他にも病棟内で起こった急変に対応することもあります。主に対応する疾患はこちら↓↓↓
・心臓外科:弁疾患、冠動脈疾患、大動脈疾患(解離性大動脈瘤、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤)
・消化器外科:食道癌、膵癌、肝癌
・脳外科:脳腫瘍、脳動脈瘤、くも膜下出血
・整形外科:頚椎疾患
・泌尿器外科:腎移植、膀胱腫瘍根治術
・敗血症、重症肺炎、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、CPA蘇生後
病棟ICUに勤める看護師の役割
- 患者モニタリング: ICU看護師は患者さんの生命体徴をリアルタイムでモニタリングし、心拍、呼吸、血圧、体温などの情報を記録します。異常がある場合、迅速に対処し、医師に報告し治療を施します。
- 薬物管理: 薬物投与は非常に重要で、正確で安全な投与が求められます。看護師は薬剤の調剤、投与、副作用の監視、薬物相互作用の確認などを行います。多い時は1人の患者さんに対して、シリンジポンプを6台以上使用することもあります。薬剤が途切れることなく交換時間を管理する必要があります。
- 人工呼吸器管理: 一部の患者さんは人工呼吸器が必要です。看護師は人工呼吸器の設定、モニタリング、気道の管理を行います。1人では困難でも、臨床工学技士や医師と相談しながら対応していきます。
- 診断テストと治療支援: 超音波検査、X線、CTスキャン、血液検査などの診断テストの実施とその結果の評価を行い、治療計画の実施を支援します。
- 家族とのコミュニケーション: ICU看護師は家族と連絡を取り、患者の状態や治療に関する情報を提供します。感情的なサポートも提供し、家族に安心感を提供します。
- 緊急事態への対応: ICUの患者さんは急変する可能性が高いため、看護師は緊急事態に迅速かつ効果的に対処する訓練を受けます。心肺蘇生法(CPR)などの高度な救命処置を行うことがあります。
- 文書化と報告: 看護師は患者さんのケアに関する情報を正確に文書化し、医療チームとの連携を助けます。患者の記録は適切に管理されます。病状が安定すると、一般病棟に転棟します。確実な情報共有を行っていきます。
- 感染制御: ICUでは、患者の免疫力が著しく低下していることが大半です。感染症のリスクが非常に高く、感染予防対策を徹底する必要があります。
病棟ICUでの看護師のやりがい
- 生命を救う役割: ICU看護師は重症患者さんの生命を守り、回復に向けて尽力します。患者さんの命を救うことができるという実感は、非常に充実感をもたらします。
- 高度なスキルの活用: ICUでの看護はここでしか得られない高度なスキルと専門知識を要します。看護師はこれらのスキルを日々活用し、自己成長や専門性の向上を実感します。
- 感謝と信頼: ICUでの看護は家族との深い連携が求められます。患者さんの家族からの感謝の言葉や信頼を得ることは、看護師にとって大きなやりがいです。「命を救ってくれてありがとう」心の底からでた感謝の言葉を受け取ることができます!
- 連携とチームワーク: ICUでは多職種の医療専門家と連携し、総合的なケアを提供します。チームで協力し、患者さんの最善のケアを追求することができます。
- 知識の深化: ICU看護師は日々新しい医療技術や治療法に触れる機会が多く、医療の最前線で働いていることから、知識の深化を体感します。
- 緊急事態への対応: ICUの看護師は緊急事態に迅速に対応する訓練を受けます。患者さんの状態が急変し、看護師の介入が成功する瞬間は、やりがいを感じる瞬間です。
- 長期的な影響: ICUでの治療が成功し、患者さんが回復し、健康な生活を取り戻す姿を見ることは、看護師にとって非常に意義深いものです。
ズバリ!!病棟ICUに勤める看護師は・・・
患者さんの命を救う!院内の頼れる存在です!!
院内においてICUのスタッフは本当に頼りになる存在です。
最前線に立ち、最先端の治療や幅広い知識・経験を得ることができます。
また、ICU経験者だと転職時にも引くて数多になるので、看護師人生においてとても重要な期間になると思います!
実際私も転職時に待遇されることもありました。
最初が誰でも戸惑うことがあると思いますが、1人で患者さんを見る訳ではありません!リーダーを初め、さまざまな職種の方がケアに参加してくれます。
1人で悩まずとも心強い味方がたくさん居てるので安心して対応できます!
そんな病棟ICU少しでも気になった方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょう♪
以上、病棟ICUについてです。
もっと詳しく聴きたい方は気軽にお問い合わせください↓↓↓
この記事が何か一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです♪
今の病棟に不満を感じている時はぜひ他の記事を読んで参考にしてください!
看護師の働き方はたくさんあります。
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希望の病院が見つかることを祈っています!