みなさんこんにちは♪
旅する看護師です!
今回は小児分野の中でも、特に重症疾患を扱うPICU(小児集中治療室)についてです!
2022年に吉沢亮さんが月9ドラマでPICUを取り上げていたことは記憶に新しいですね♪
私もこのドラマを見て興味が出たのを覚えています。
ICUだけでも凄いのに小児のICUってもっと過酷なんじゃ・・・。と思う方も多いでしょう!
でも、安心してください。この記事を読めば何をしたらいいのか、どんな疾患を扱うのかイメージすることができます!
最後にはやりがいについても記述してますので、ぜひ最後までご愛読ください♪
一般診療科の小児科病棟についての記事はこちら↓↓↓
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PICUとはどんなところ?
- 高度なモニタリング: PICUでは、患者さんの生命体徴(心拍、呼吸、血圧など)をリアルタイムで高度にモニタリングします。専門的なモニタリング装置が常備されており、異常が検出されるとすぐに対応できる体制が整えられています。また、ワンフロアであり、患者さんがすぐ目の前に居ることが多いです。
- 多様な設備: PICUには呼吸器サポート装置(人工呼吸器)、輸液装置、心臓モニター、超音波検査装置などがあり、患者の診断と治療に必要な設備が整えられています。必要に応じては、病棟内で透析を回したりすることもあります。l
- 家族との連携: 家族は患者のケアに深く関与し、治療計画に参加することが奨励されます。PICUでは家族のサポートも提供され、情報提供や心のケアが行われます。
- 緊急事態への対応: 小児患者の状態は急変することがあるため、PICUの医療スタッフは緊急事態に迅速に対応できるように訓練されています。心肺蘇生法(CPR)や高度な救命処置を行うことがあります。
- 入室患者の基準: PICUでは年齢制限をしている病院もあります。場所によっては異なりますが、主に15歳前後であることが多いです。下記の表が主に扱う疾患となります。
- 呼吸器疾患: 重度の喘息、肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)など、呼吸器系の疾患。
- 心臓疾患: 先天性心疾患、心筋炎、心不全など、心臓に関連する疾患。
- 感染症: 重症の敗血症、重症感染症、菌血症など。
- 外傷: 交通事故や重度の外傷による合併症。
- 手術後の合併症: 重大な手術を受けた患者の合併症やケア。
- 中毒: 薬物中毒、化学物質中毒など。
- 中枢神経障害: てんかん発作、脳出血、脳損傷など。
- 代謝性疾患: 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)や代謝性アシドーシスなど。
PICUに勤める看護師の役割
- 患者のモニタリング: PICUの看護師は患者の生命体徴(心拍、呼吸、血圧、体温など)を継続的にモニタリングし、異常がある場合には迅速に対応します。これにより、患者の状態の変化を早期に検出し、適切な措置を講じます。
- 薬物管理: 看護師は薬物の投与や点滴、静脈カテーテルの管理を行います。正確な薬物計算と適切な投与が必要であり、患者さんの反応を監視します。特に小児患者さんは、体重が軽いため、投与量に関しては注意しないといけません。
- 人工呼吸器管理: 一部の患者さんは人工呼吸器が必要です。看護師は人工呼吸器の設定、モニタリング、メンテナンスを行い、気道の確保を確認します。
- 家族とのコミュニケーション: 看護師は家族と連絡を取り、患者さんの状態や治療に関する情報を提供します。感情的なサポートを提供し、家族が安心して患者の状態を理解できるように努力します。小児患者であれば家族の心労は絶えないです。正しい認識で理解できているかも評価していきます。
- 医療チームとの連携: 看護師は医師、呼吸療法士、臨床工学技士、心理士などの専門家と協力し、総合的なケアを提供します。診療計画の調整と情報共有が不可欠です。
- 緊急事態への対応: 看護師は突然の緊急事態に対処する訓練を受け、心肺蘇生法(CPR)や急性アセスメントに対応します。患者さんの状態が急変した場合、即座に行動できるよう、日々訓練を受ける必要があります。
- 家庭でのケア計画: PICUでの治療が終了し、患者さんが退院する際、看護師は家庭でのケア計画を立案し、家族に指導を行います。これには薬物の管理やモニタリングの方法などが含まれます。
- 文書化と報告: 看護師は患者のケアに関する情報を正確に文書化し、医療チームや他の関係者に報告書を提供します。これにより、連携と情報の共有が円滑に行われます。
PICUでの看護師のやりがい
- 生命を救う機会: PICUでは、生命に関わる非常に重要な状況に対処することがあります。看護師は重症の小児患者に対し、命を救うチャンスを提供できる立場にあります。患者さんの回復や改善に貢献することから、非常に充実感を感じます。
- 専門知識とスキルの活用: PICUでの看護は高度なスキルと知識を必要とします。看護師は日々専門的なケアを提供し、医療技術の専門家として成長し続けることができます。
- 家族との絆の構築: PICUでは家族との連携が重要です。看護師は家族に寄り添い、情報提供や感情的なサポートを提供します。家族との絆を築くことで、治療計画の理解と協力が得られ、やりがいを感じます。
- 感謝と笑顔: 患者さんやその家族からの感謝の言葉や笑顔は、看護師にとって非常に励みとなります。患者さんの改善や回復に貢献した際に感じる感謝は、やりがいの一因です。
- 緊急事態への対応: PICUでは急変することがあるため、看護師は緊急事態に迅速かつ的確に対処する能力を養います。患者さんの状態が急変し、看護師の介入が成功する瞬間は、やりがいを感じる瞬間です。救命できた時の喜びと感動はユニットならではのやりがいです。
- 医療チームとの連携: PICUは多職種のチームで構成されています。看護師は医師、呼吸療法士、臨床工学技士、心理士などと連携し、総合的なケアを提供することから、協力とチームワークのやりがいがあります。
ズバリ!!PICUに勤める看護師は・・・
子供・家族にとってかけがえのないヒーロになれる看護師です!!
子供が重い疾患に罹患している時は、家族にとって夜も眠れないほど不安です。
そのような中で、無事に退院することができた時のやりがいは測り知り得ません。
子供が大好きで、尚且つ急性期での看護がしたい方にはピッタシの病棟となってます!
ぜひ少しでも気になった方はPICUへお越しください♪
ドラマの世界がここにはありますよ!
以上、PICUについてです。
この記事が何か一歩を踏み出すキッカケになれば幸いです♪
今の病棟に不満を感じている時はぜひ他の記事を読んで参考にしてください!
看護師の働き方はたくさんあります。
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